成功の研究「瞑想」とは
ある成功者は、社運を賭けた大事な交渉を控え、そのエネルギーを得るために瞑想するといっています。瞑想にそのようなパワーがあるのか不思議に思うところです。
瞑想には、腹式呼吸が重要な役割をしています。以前から丹田式など腹式呼吸が心身の健康にいいといわれていましたが、最近は、瞑想時の脳波を計測することによりそのメカニズムが解明されています。通常の肺呼吸は自分の意思でコントロールできないのですが、意識的に腹式呼吸を行い、呼吸を自分の意思、つまり脳の指令で行うことがポイントです。この脳の指令による呼吸を15分ほど続けると、脳からアルファ波が出され、精神的な落ちつきと集中力が得られるそうです。これには宗教的な修行とかは必要なく、15分続ければ誰でもアルファ波がでるそうです。これを30分続けるとセラトニンという脳内物質が大量に分泌されるそうです。これは精神の安定にかかわる重要な物質で、これが大量に分泌されるとどのような状況でも平静な態度でいられる強い精神力が得られるということです。
生きる姿勢や脳の働きによって脳内物質が分泌され、人生の目的に気づくということや、大事業をやり遂げる精神力を得るということは充分に考えられることだと思います。
ただし、瞑想をして腹式呼吸を続けるというのは、30分どころか15分でも続けるのは以外に大変なことです。