成功の研究「ひらめく」ということ

功者のパターンには、大雑把に分けると2タイプあります。一つは、ピンチに際してひらめきがあるような場合で、もう一つは、なにか悟りのような境地になる場合です。

らめきがあるタイプは、事業や経済が窮地に陥ったとか、人生のどん底であるとか、人生最大のピンチを迎えたとき、これで最後かと思った瞬間になにかが頭の中でひらめき、窮地から脱します。その後、その人の人生は好転し、経済的にも社会的にも成功するというパターンです。芸術家、作曲家、発明家、作家、科学者、事業家、歴史上などの偉大な人物はほとんどがこのタイプになるようです。メロディーや物語、アイデアが頭の中に浮かびそれを書き留めただけというようなことが共通してあります。散歩中、入浴中、寝入りばななどのリラックスしているような状況で、脳波がアルファ波の状態のときにひらめくことが多いようです。

功には、ひらめきによって結果的に経済的社会地位的に成功する場合のほかに、なにか生きる喜びのような悟りのような境地に達し、それを多くの人に伝えるのが自分の使命と受け取り、布教的な活動をするパターンがあります。経済的に成功を収めたとしても、心の平穏が訪れなければ、幸福な人生を味わうということはないそうです。 悟りのようなものが開けると、目に映るこの世にあるすべてのものが美しく感じられるそうです。そして、このような人生の喜びや幸福へと人々を導く活動が人生の目的となるようです。ここまでくると凡人の理解を超えてしまうようなところがありますが、光体験といってその光の中に神を感じたりするそうです。光体験のような体験は、神秘的な体験を実際に体験したのか、それとも脳内現象なのか、現在の脳医学でも判断できないそうです。

らめきは、右脳によるものという見解が多く、人それぞれの方法があります。共通しているのは、リラックスすること、心に思うこと、繰り返すことです。リラックスするというのは、脳波をアルファ波にすることで、呼吸法や瞑想などが多くあげられています。心に思うこととは、心に思うことが現実になるという法則があるそうで、心に強く念じたり、イメージしたり、手帳に書き記すなどさまざまです。繰り返すことは、人間は習慣の動物といわれているぐらいで、読経のように音読暗唱すること、ひたすら繰り返すことが右脳を開放させる秘訣だそうです。