回転寿司ってなんだ
私は、回転寿司はほとんど行ったことがない。実は寿司には比較的詳しい方で、うんちくを並べながら食べたい口なのである。したがって魚が切り身になった状態で長時間放置されているものなど食べたいわけがない。
先日はどうしても回転寿司をいいという社員と入店してみた。案の定パサパサに乾いた魚がレールの上をぐるぐる回っている。じっと観察していると何周も放置されているものもある。あれではシャリだって乾いてしまう。
ところが客は回っている寿司には見向きもせずにタッチパネルで欲しい寿司を注文する。ほどなく別のレールで寿司が届くシステムだ。中にはさっきから回っているネタも含まれている。だったら寿司を回転させる意味はほとんどないのではないか。あれはどうやら飾りなのだ。
ここで大胆なアイデアを思いついた。誰も取らない寿司を回転させるくらいなら板前が回転していたら面白い。自分の前に好みの板前がきたら、ここぞと握りを注文する。スリルがあって絶対面白い。