老齢年金に関するお知らせ(平成25年度に60歳になる方へ)
日本年金機構は、平成25年2月18日から、「年金に関するお知らせ(老齢年金)のお知らせ」を、平成25年度に60歳になる方へ送付すると発表しました。
【お知らせの概要】
平成12年の法改正により、昭和28年4月2日以降に生まれた男性の方から、特別支給の老齢厚生年金の受給開始年齢が61歳以降に、順次引き上げられることになります。
そこで、原則、60歳に到達される3ケ月前に、①現時点での加入記録および②年金の見込額が通知されることになりました。
老齢厚生年金は、原則として「受給開始年齢」から受け取れますが、「受給開始年齢」になる前でも60歳以降であれば、請求することにより繰り上げて年金を受け取ることができます。
(ただし、年金額は生涯にわたって減額されます。また、老齢基礎年金と老齢厚生年金は同時に繰り上げ請求しなければなりません。)
「年金に関するお知らせ」では、この繰り上げ請求したときの取扱いについても案内がなされています。
詳細は、日本年金機構HPをご覧ください。
【関連事項】
平成25年4月1日には改正高年齢者雇用安定法が施行され、原則希望者全員65歳までの継続雇用が求められるようになります。
法改正の狙いは、60歳以降に無年金・無収入となる者を生じさせないことになりますが、受け入れる企業においては、人事戦略上大きなインパクトを与えることが予想されることから、各社その見直しに迫られています。
詳細は、「定年再雇用制度の見直しに関するコンサルティング」をご覧ください。