平成25年の大卒初任給は前年比0.8%減

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厚生労働省よりこのほど発表された、「賃金構造基本統計調査(初任給)」では、大卒、高卒の初任給につき男女とも前年を下回る結果となりました。

 

【調査結果概要】

1.学歴別

大卒   高卒
男女計 198,000円 前年比 -0.8%   男女計 156,000円 前年比 -1.2%
男性 200,200円 前年比 -0.8%   男性 158,800円 前年比 -0.8%
女性 195,100円 前年比 -0.7%   女性 151,300円 前年比 -1.5%

 

2.企業規模別

大企業:1000人以上 中企業:100~999人   小企業:10~99人
大卒 男性 203,600円 前年比 -0.2% 199,100円 前年比 -0.5%   194,600円 前年比 -2.8%
女性 200,900円 前年比 +0.7% 194,300円 前年比 -0.4%   185,100円 前年比 -3.8%
高卒 男性 160,900円 前年比 +0.7%   157,800円

前年比 -1.4%

  158,100円 前年比 -1.4%
女性 157,400円 前年比 -0.1% 151,100円 前年比 -1.9%   148,100円 前年比 -1.9%

 

政府からの賃上げ要請により、一部大企業においてはベアを含め賃上げを検討する気運が出てきています。

一方、春闘の時期を前に、本調査結果は厳しい企業の現状を物語っていることも事実です。

業績が上向いてきた企業においても、安定的な経済成長が見込まれるまでは、固定費の増額につながる賃上げに踏み切りにくいという声も聞かれるところですし、変動費である一時金で報いる手法を用いる企業もあります。

 

これらは、あくまで個社別に賃金制度を見直す上で、初任給や賃上げだけにクローズアップするのではなく、複合的な要素を合わせて検討していく必要があるように思われます。

 

調査結果は、厚労省「平成25年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概要」をご覧ください。

 

 

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